お兄ちゃんと秘密のキス


その姿が


すべてを失ったあたしと

何故かリンクして


圭さんに抱きつきたい衝動が私を襲う。






「で、グレた俺はこんなチャラ男になっちまったってワケ。

どう?笑えるだろ?」











その瞬間、






私はやっぱり圭さんに抱きついてしまった。










「ぬおっ!

おいっ!ちょっ、ひかるちゃん!」





私にいきなり抱きつかれたせいで


後ろにバランスを崩してしまった圭さんは


そのまま倒れた。