でもね 私は知ってる。 私を包みこんでくれた腕 私を守ってくれたたくましい背中 温かいぬくもり そして あなたの優しさ。 あれは嘘じゃない。 ねぇ、かなた。 あなたは今 何を思ってこんな言葉を 私に投げ掛けているの? 何があなたをここまでさせた? 「嘘、言わないで。 言わないでよ…」 途切れ途切れ願いを伝える私を 彼はやっぱり何一つ言わず ただただ見つめた。