「うるさいなぁ!」 「ははっ キレんなって」 恋人同士の会話が なんだかくすぐったかった。 「あ、そうだ。 今日さ、昔行けなかったフランス料理行こうか。」 「ほんとっ?」 「あぁ。 お前がナンパされて行けなかった…」 かなたがじっと私を睨んだ。 「ごめん…」 私は首を垂らした。 「うそだよ」 フワッと頭に優しい感覚。 彼の私を撫でる手が心地よい。