でも、 きっとこれは、二人の問題で、 私なんかが首を突っ込んじゃいけない。 私は自分の心を、 嘘で埋めた。 「いい子」 彼はくしゃっと笑って 私を抱き寄せた。 「観覧車、のろ?」 「おう」 私は、かなたの上着をつかんで、歩いた。 もしかしたら、みゆきさんに見られているかもしれないから。 観覧車には、時間が遅かったせいか、 割合早く乗れた。