お兄ちゃんと秘密のキス



「アハハハ!」


「…何がおかしい」


「やっぱり。
私の考えが当たったみたい。」


「考え…?」


「もうすぐ分かるよ。
妹さんにも、ね。」




彼女の唇が形良く弧を描いた。



その様子は何故か酷く不気味で、

鳥肌が立ってしまった。



私が怖がっているのに、
かなたは気が付いたようだった。



「みゆき。

もうお前とは関わらない。
俺らの前から消えろ。」




「言われなくても消えてあげる。

楽しんでね、デート。」



ひらひらと手を振り、
彼女は去った。