お兄ちゃんと秘密のキス



そう。


私の目は、ひどい腫れっぷりだったのだ。



「今から冷やせばなんとかなるかも…。」



ゆめかは、ものすごいスピードでどこかから氷を調達してきて、私の目にそーっと当てた。





「つめたぁっっい!」




「ちょっ…じっとしてて。
自分が泣いたからでしょ?」


「だってぇ…。」




私がむくれると、

ゆめかは


「はいはい、いい子でちゅねー」

と、私をバカにしてきた。


さっきゆめかの言動で涙を流しそうになっていた自分にイライラしてくる。








でも結局、

私がゆめかに逆らうなんて出来るはずがなく、


私たちはしばらくの間、


腫れたまぶたと格闘していた……。