お兄ちゃんと秘密のキス





その時。





急に屋良くんが私の方を向いた。





「だったら…

俺も言わなきゃダメな事がある。」




「え…?」





彼は私の目を今度はしっかりと見て話始めた。
















彼の口から出てくる言葉は、

どれもが衝撃的で


切なかった。



死んでしまったゆきなさんと


その事で苦しんでいた屋良くんの気持ちが


痛いほど胸に響いて、



私は涙流さずには

いられなかった。







あーあ。


さっき、せっかく涙こらえたのに。






私は屋良くんにそう言って無理やり笑った。




彼は悲しげに笑い返してくれた。











ねぇ。





そんな悲しい笑顔、


私、初めてみたよ?