「そうか?ならいいけど。」 「うん」 しばしの沈黙のあと、 彼はこんな事を話し始めた。 「ひかる。 俺さ、好きなヤツいんだ。」 え… 彼は、天井をあおぐ。 「そいつさ、転校生の彼氏がいんの。」 「へ…?」 「だけどな。」 彼は私に顔を近づけた。