「っ!?ひかるっ」 彼は戸惑っていた。 そりゃそうだよね。 いきなり抱きつかれるんだもん。 私の腕の中には、 彼の温もりがしっかりと、 収まっていた。 そう。 この気持ちはきっと "安心感"なんかじゃない。 "恋"なんだ。 私は お兄ちゃんに 恋してる……──。