お兄ちゃんが立っていた。 それはそれは 不機嫌で 怖い顔だった。 入っていきなりお兄ちゃんに言われた言葉は、 信じられないものだった。 「彼氏、できたんだな…」 は……? 「どうして……?」 どうして、お兄ちゃんが知っているの……? その瞬間、 私はベッドに押し倒された。