お兄ちゃんと秘密のキス





「……加藤!」



「え…?…──」


















…チュゥ…










柔らかな感触が、

私の唇に残った。









「おやすみ、ひかる。」















軽く微笑み、

彼は逆方向へ帰っていった。









ねぇ。屋良くん。


聞きたいことが

山ほどあるよ…









教えて…?


どうしてあなたは、私がしてほしい事をしてくれるの…?



どうして、甘い声で"ひかる"なんて呼んでくれるの…?