「大丈夫だよ、加藤。」 「えっ」 「ちゃんと美味しいから。 心配すんな。」 なんだ。 私の気持ちお見通しだったんだね。 なんか恥ずかしい… はぁ。 私が軽く落ち込んでいると。 「この、おにぎりかなり上手い。」 彼が私に言った。 「もっと自身持て。 上手いんだから。」 そう言うと、彼は私の頭を撫でた。 顔が、熱くなった。