お兄ちゃんと秘密のキス


その時の空は、

いつもと同じで真っ青だった。



「竜也。私が死んだらどうする…?」


「は?」



あいつがいきなりそんな事を言うから驚いた。



「ははっ何言ってんだよ。
寂しくねーーよ!」



俺は、罪悪感のかけらもなく、

こんな言葉を言ってしまった。



本当に、冗談だったんだ。











「そか…。
ごめんね!変な事言っちゃって…!」



「おう。」



俺はゆきなを撫でる。



ゆきなは笑顔だった。


















最後まで。