お兄ちゃんと秘密のキス


「友達にいじめられて…死んじゃうの。」


「ありえねぇ。
お前なんで結末いっちゃうんだよ!!」

俺が怒ると、彼女は


「ごめんごめん」と笑った。



休み時間終了のチャイムが響き、俺と彼女は別れた。














その少女がゆきなだった。


その次の日から、
俺は休み時間になると
ゆきなと屋上で話すようになった。



ゆきなは俺と性格が似ていた。

どこかに闇をもったその性格。









ゆきなと話すようになって、1ヶ月後に、俺はゆきなに告白した。

ゆきな嬉しそうに

「私も好きだった」

と言ってくれた。