「おいッ…やめろって…」 「照れてるの? ははっ子供みたい!」 私は、あの時。 どうしてこんな事を言ってしまったんだろう。 私がいけないんだ。 全部私が…。 「うっせぇ…お前の方が可愛い…」 私の唇に、何かが触れた。 何……これ。 目の前にあったのは、 屋良くんの綺麗な顔だった。 一瞬。 確かに私の中で、 時が止まった…──。