すると…


      ードタドター



複数の人の足音が聞こえて、誰かが私の前に現れて、私を抱きしめた。


それはゆりだった。



「ごめん、ごめん。さき、ごめん。」



ゆりはそう繰り返した。



少し遅れて先生達が駆けつけた。



どうやら、私が体育館裏に行くのをゆりが見て、不信に思って先生達に伝えたらしい。



三森達は先生達に事情を聞かれることになり、校長室に連れて行かれた。