「はい」
「もしもし、原田さんですか???」

思わず吹き出した。

電話の相手は莉奈で、あいつも楽しそうに笑っていた。

「今、愛さんから番号聞きました。だから掛けました。早く来て下さいね!!」

茶目っ気のある話し方がかわいらしくて、思わず早足になったんだ。

有料駐車場について、急いで車に乗り込んで、急いで車を走らせた。

俺があの時乗っていた車は改造しきった爆音のオデッセイ。

莉奈の前に車をつけると、あいつはとても嬉しそうに助手席に乗り込んできた。

「何か嬉しいなあ」

莉奈のあの言葉を、夢に見るまで忘れていた。