「川原、何回も待たせてアレやねんけど…車まわしてくるでよ、ちょっと待っててや」

しばらく歩いて繁華街を抜けて、俺は莉奈を出来るだけ人目につく居酒屋の前に立たせた。

「すぐ来るからよ。ここなら人目につくし」

笑って頷く莉奈を残して、有料駐車場まで歩く。

温かい気持ちになった事や、今すぐにでも抱き寄せたい気持ちが押し寄せるのを冷ます。

遊びだ。

莉奈を遊びの女にしなければ、やたらハマってしまいそうだった。

色んな事を考えていたら、携帯が鳴った。

知らない番号。