部屋のドアをノックする音が聞こえて


「雄大、母さんが夕飯出来たよだって」


と父さんに呼ばれて俺たちは下に降りて夕飯を食べた。


「美波ちゃん、お弁当どうだった?」


「あっ、美味しかったです!ありがとうございました」


「いいのよ!また作るからね〜」


とまた気合い入れて作るんだと言った母さんの隣で元気なくちょびちょび夕飯を食べる朱莉に美波もそっとしておこうと考えたのか美波は何も言わなかった。