キミがいること

たまたまじゃなくて多分バッチリ見たな。


「良かったね!お兄ちゃん、美波ちゃんのことずっと好きだったからあたしすごく嬉しいよ」


と言った朱莉は顔が引きつっていた。


俺が美波を好きだったことは妹の朱莉は前から知っていた。


いつも俺に「早く美波ちゃんと付き合ってよ〜!もういつ付き合うの?」ってうるさく言ってたくせに。


俺と美波が付き合った途端にどうしたんだよ…って言おうとすると、


「何の話してるの〜?」


と空気を変えるように短パン半袖姿の美波が登場。