キミがいること

「はー。美味しかった!」


お腹が空いていたのか美波の弁当を食べるスピードが早かった。


「美波は次何に出るの?」


「借り物競走」


と言いながらペットボトルのお茶を飲む美波のひとつにまとめた髪が風が吹いて揺れた。


「髪…伸びたね?」


と言いながら美波の髪に触れた。