キミがいること

部屋に入って制服から部屋着に着替えてから通知がきていたことを思い出して鞄に入れていた携帯を取り出してベッドの上に座ってLINEを開いた。


LINEを送ってきたのは笠間くんで、『よろしく』というメッセージがきていたから私も『よろしくね』と送って携帯をズボンのポケットに入れて部屋を出た。


家の鍵を閉めて雄大の家のインターホンを鳴らすと、雄大が出てきた。


「お待たせ」


「お待たせされました」



雄大と家は私の家の向かいにある。雄大は4人家族でうちとは違って雄大の親は仲が良い。