ジリジリッッーーー。 「う〜ん…。う…るさいな…。」 と呟いて、目覚まし時計を 手探りで探す。 「咲空ー。仕事あるんじゃなかったの?」 「う〜ん。あるよ〜。」 「起きなくて大丈夫?」 とお母さんに言われて、 時計に目をやる。 「やばいっ!寝坊だぁぁぁぁぁーっっっ!」 ついに、体育祭当日。 「やばい!やばい!」 私の特技。 それは、『高速着替え』 朝が弱い私は、 小学生のときから寝坊ばかりしていた。