夕陽の下




「やばい。



サラシ、久々に巻くと、キツイ。」




と、独り言を呟いていた。




「ふぅー。



ハチマキ巻いて…。学ラン着て…。



できた。」



すると。



コンコンコンッッーーー。



「はーい?」



「きらー?着替え終わった?」




「今終わったとこ。」



ガチャーー。



「うわぁー!



久々見ると、やっぱりかっこいい♡」




「ありがとう。



あれ?クラスの方大丈夫?」




「クラス?あー!



向ちゃんが今話してるよ。




『お前らー、負けんじゃねーぞ!』とか




『学年1位、ブロック1位を狙え!』とか言ってる。笑」




「さすが、向ちゃんだね。笑




そろそろ行こうか。




向ちゃんを止めに。笑」




「そうだね。行こうか。」




私たちは、クラスの子たちのところへ向かった。