『2-3 麻宮 咲空。麻宮 咲空。
話があるから至急職員室へ。』
向ちゃんから放送で呼び出された。
「ごめん。ちょっと行ってくるね…。」
「うん。行ってらっしゃい。」
そして、私は1人で職員室まで、歩いていた。
すると、
「あれ?咲空ちゃん?」
前にいたのは、夏静絆輝先輩。
春に、一緒に妊婦さんを助けた先輩。
「夏静先輩。」
「どうしたの?暗い顔して。」
私は実行委員になったことを話した。
「あはは。笑
向ちゃん変わらないね〜。笑笑
向ちゃん、俺が1年のときの担任だったんだけどね、
クラスの子が強制的に指名されてたよ。笑」
「向ちゃんに呼び出されたんです。」
と、2人で笑いながら、
職員室へ向かった。

