夕陽の下




「星莉ちゃん!!!」




「夏静先輩…。




さっきはありがとうございました。」




「ううん。大丈夫?手首。」




手首を見ると、赤く腫れていた。




赤く腫れるほど、強く掴まれていたのだろう。



「夏静先輩、なぜここに?」



「あー。部活仲間で、せっかくの休みに海に行こうってなって。」





「サッカー部なんですね。」




「そうだよ?言ってなかったっけ?」




「聞いてませんよ!!」




「あー、ごめんごめん。笑」




「とりあえず、咲空ちゃんと翠花ちゃんは部活仲間と一緒にいるからさ。



行こう?」




「はい!」




私たちは2人で咲空とすーが待っているところに向かった。