「終業式始まるぞー。



体育館に集合しろー。」



向ちゃんが教室に響く声で言った。



「行こっか。」



そして、私たちが体育館に向かっていたとき。



「きーらーりーちゃんっ!!」



後ろから抱きつかれた。




((この声は…。))



「真宙先輩!?!?」



「よーく分かったね♡



さすが、俺の彼女♡」



「私、真宙先輩の彼女になった覚えないんですけど…。」




「え、そうだっけ??」



真宙先輩の隣を見ると、




夏静先輩がいた。




「あ、夏静先輩。」




「星莉ちゃんじゃん。



え、真宙の彼女なの?」