「俺が、この人運ぶから、



荷物持ってきて。」




「はい!」





目の前の男性の行動の速さに、私は指示を聞いて、返事をすることしか出来なかった。





そして、私達は妊婦さんを駅員室に運んだ。




「ありがとう。



君たち学校は大丈夫かい?」




「やばい。遅刻だ…。」





「遅延証明書を書いてあげるよ。




少し待っててね。」





優しい駅員さんが対処してくれた。





3人合わせてお願いをした。





「本当にありがとうね。




あとは僕達に任せて、



気をつけていってらっしゃい。」