「はい、佐野ストップー。 今、目合ったの分かったな? 分かってたよな? はい、と、いうことでこれ配っといて。」 「あのこういうのって、学級委員がすることだよね?」 「まー、あいつらも? 委員会とかあって忙しいわけよね〜。 と、いうことでよろしく〜。」 向ちゃんはそれだけ言い残して、 どこかへ歩いていった。 「結局、使いっパシリか…。」 私が一人で呟いていると、 「あ、星莉ちゃんだよね?」