「暑い。暑すぎる〜。」




「溶けちゃいそう…。」





すーと咲空は溶けたアイスのように、





机にもたれていた。





「咲空は、もう溶けてるね。」





「きらはよく平気でいられるね。」





「いや、私も暑いよ。」




「暑そうには見えないんだけど。」





「てか、暑いなら1番暑い私の席に来ないでよ。」





夏が始まり、窓側の席である、





私の席はよく陽が当たる。




前の席のすーは丁度日陰になり涼しい。





「私、1年のときも窓側の席多かったから、慣れたんだよね〜。」