- 翠花 side -
私は緊張しながら、碧叶のいる3号館に向かっている。
碧叶を信じるって決めた。
そして、碧叶のクラスの教室に着いた。
ガラガラガラッッッー。
碧叶しかいなかった。
「翠花。こっち来て。」
「うん。」
((心臓の音聞こえませんように。))
「これ。誕生日プレゼント。」
「え…?」
「今日、誕生日だろ???
俺からのプレゼント。」
「もしかして、これを…??」
私はもう、目に涙を溜めていた。
「俺、翠花が欲しい物分かんなくてさ、
でも失敗したくないから、
俺の女友達にプレゼント選び手伝ってもらってた!!!
こんなこと言うの恥ずかしいだろ…。」
碧叶は顔を赤くしていた。

