「みなみちゃんー。」



保健室のドアを開けたが、



誰もいなかった。




「ここに寝てていいよ。



私、みなみちゃん探して、呼んでくるから。」



私はベッドに降ろした。



「星莉ちゃん。ありがとう。」




「いーえ。ゆっくりしてていいよ。」




そして、保健室を出ようとすると、




ちょうどみなみちゃんに会った。




「あ、みなみちゃん。」




「あら、星莉ちゃん。」




「クラスの子、具合悪いみたいだから連れてきたよ。



あとはよろしく。」




「ありがとう。任されました。




そうしたら、授業中の先生と、



向井先生に言っておいてくれる?」




「了解。」




私は保健室を出ていった。




「向ちゃんは…。体育館!?!?



体育館まで行かなきゃいけないの…?」




と、呟いていると、




「星莉ちゃん???」




「絆輝先輩!?



ここで何してるんですか??」




「んー。体育館に行く途中ってところかな?笑



星莉ちゃんは??」





「私も今から体育館に向かうところです。」




「じゃ、一緒に行こっか!!!」




「はい!!!!」