「星莉ちゃん。」
「ん?」
「なんで助けてくれたの?」
「なんでって。クラスメイトだし、
友達だから。当たり前でしょ。」
「でも、普通あんなに早く動けないよ。」
「変なところ打って、アザができたり、
頭打ったりしたら大変でしょ?
特に女の子はアザがあったりしたら大変だしね。
間に合ってよかったよ。」
「星莉ちゃんはかっこいいね。」
「全然。
私、かっこいい人になりたいの。
可愛いとか面白いとか言われるより、
かっこいいって言われるのが1番嬉しいの。
あ、これ、2人だけの秘密ね?」
「星莉ちゃんとの秘密か〜!
なんか嬉しい!」
そして、保健室に着いた。

