「そーなんだね。」


私達は話しながら教室に歩いていた。



「おはよ〜。」



「きら!おはよ!」
「佐野!おはよ!」
「星莉ちゃん!おはよ!」



「みんなおはよう。」



私は自分の席についた。



「きーらっ!おはよ!



今日、少し遅かったね。」



「咲空が寝坊して、遅れてきたの。」




「あ、そういうことね…笑」



すると、



「HR始めマッスル〜☆」



向ちゃんがいつもよりハイテンションで入ってきた。



「向ちゃんそんなテンション高いのー笑」



「テンション高くて悪いか?」




「小学生みてぇ爆笑」



「ま、いい。



もうすぐテストだ。みんな頑張れよー。」



「「「えーーーー。」」」




「HR以上!!!解散ー。



あ、佐野!ちょっと…。」



「え。私?」



私は向ちゃんに呼ばれ廊下に出た。



「佐野。麻宮の勉強頼むな。」



「あ、またそれですか。



そろそろ頼むのやめてくださいよ。」




「いやぁー、佐野しかいねぇんだよ。



頼む!!この通り!!」



向ちゃんは顔の前で手を合わせていた。




「尽くせるだけ尽くしますね。」




「いつもごめんな。」