「寝坊はいつものことだからいいとするよ、。
急がないと遅刻するよ。」
私達は、駅まで走った。
この時間になると、
通勤、通学時間も過ぎ、
少しずつ人が減ってくる時間。
私達は席に座ることができた。
「何、この寝癖。」
「急いで出てきたから直してもない!笑」
「笑い事じゃないでしょ。
何してるの。早めに起きるってことできないの!?」
「できません…。」
「はぁー…。あっち向いて。」
「はい…。」
私は常備しているクシと寝癖直しスプレーを咲空の髪の毛にかけ、クシでといた。
「はい。できたよ。」
「きらー!ありがとう!!」
「咲空、髪の毛綺麗なんだからちゃんと大事にしなよ?」
「すみません…。」
「着いたから。降りよ!」
私達は電車を降り、学校に向かった。
「なんとか間に合ったね…。」
「『なんとか間に合ったね』じゃないでしょ。
誰のせいだと思ってるの…。」
「ごめんなさい…。」
そして、靴箱を開けると…
ドサドサドサーーーッッ
いきなり沢山の手紙が落ちてきた。
「あぁー。もう。またか…。」
その沢山の手紙を袋の中に入れる。
「ん?きら、その袋何?」
「この袋?手紙入れ。
バッグにそのまま入れたらぐちゃぐちゃになるでしょ?」
「そういうところは丁寧だね。」
「ちゃんと手紙も読んでるし。一応。」
「まじ!?こんなにたくさんの読んでるの!?」
「当たり前じゃん。
せっかく書いてくれてるのに。」

