「最終競技 ブロック対抗リレー 入場!」
責任者の言葉で、選手が入場した。
「位置について。
よーい。」
【パンッ】
ピストルの音と共に一斉に選手がスタート。
私たちの学校のブロック対抗リレーは
女子、男子分かれて行う。
1年→2年→3年→1年→2年→3年→1年→2年→3年→1年→2年→3年
の順で200mずつ走る。
私は最後の2年の走者。
その次のアンカーが悠先輩。
そして、私の前の走者の1年生にバトンが渡った。
その子は陸上部の短距離走で全国大会にいくレベルの子。
そして、いよいよ来る。
「星莉ちゃん!頑張れ!!」
「はい!!!」
私はバトンを受け取った。
現在赤ブロック、2位。
「きらーーーーー!!!!」
「星莉ーーーーー!!!!」
「佐野ーーーーー!!!!」
「きら様ぁぁぁぁ!!!!」
応援席からいろんな声が聞こえた。
そして、1位の青ブロックの走者と2m程の差に縮めた。
そして、
「悠先輩!!!!!」
私は悠先輩にバトンを渡した。
「え、悠先輩、はや。」

