夕陽の下






「「倒れた!?!?」」




私とすーはびっくりして、





ハモってしまった。




「鼻血出しすぎて、貧血だって。笑」




「まじかよ…。2人、先に戻ってて。」




「「分かった。」」




私は救護テントに向かった。




「みなみちゃん。鼻血出した子って誰??」




「あら、学園のアイドル、すごかったじゃなーい♡



あ、この子よ。」



と、言って、



みなみちゃんはある女の子を指差した。




その女の子は下を向いていた。



「鼻血大丈夫?」




と、私はその子に話しかけた。




その子は上を向いた。



「きら様!?!?♡なぜここに!?」



「友達から鼻血で倒れた子がいるって聞いたから…。」


「鼻血出すまで好きなのよね〜♡」



「ちょっ、みなみちゃん!!」



「なんか、ごめんね。」



私はその子の前にしゃがんだ。



「いえ!私が勝手に鼻血出しただけなので…!!!」