「そう、定め。だがどうやらお前はその定めが薄いようだ。」 「何をおっしゃるのです………。」 「本当の事だ。お前は心が曇り無く美しい。」 「//なっ、何をっ。」 「クスッ、ほらそういう所もだ。お前は優しいんだ。だから父上もお前に大事な仕事を任せるし私の面倒も見させる。」 「私には身にあまるお言葉です。」 「ハァ、本当に真面目だな。」 ▼▼▼ そんな会話をしながら歩みを進めていると―――