いつもと変わらない朝食は、あまり味が分からずドキドキしながら、高校へ向かった。

ここから知らない新しい生活が始まるんだ。

「ミク〜」遠くから聞き慣れた声が聞こえる。視線をやると親友の白石加奈が大きく手を振ってこっちに向かってはしってきたいた。私も手を振り返して、彼女の息切れが治まるのを待った。

「ミクと同じクラスなんだょ〜よかった。また一年一緒に居られるね。」と笑うと目が無くなり、エクボがキュとでる加奈が言う。

「ほんと?まだ見てなかったけど、嬉しいな。加奈と一緒なら安心だ」

人見知りな方なので、加奈と一緒で本当に嬉しいと思った。加奈はいつでも明るくて、その笑顔に何度も救われてきた。