涙ーありがとうを君にー



「あら、貴方達も充分仲良しだと思うけど…

何て言ったって…

夕べは、
二人で手を繋いで寝てたんでしょう?

しかも、
琥珀が駄々こねたとか…

『手』って言って瑠璃を困らせていたって、
霄が言ってたよぉ?」



希衣の言葉を聞いた琥珀はお粥を噴き出した。

「ゲホッ!!

そっ、そんな事俺が言うわけないじゃないですかっ。
だって、俺記憶にないもん」

一方瑠璃は、顔が夕日より赤いんじゃないかというほど、
顔を赤く染めて固まっていた。

「記憶にないって、
それ瑠璃に失礼じゃない?
琥珀あやまんな」

希衣が琥珀を睨む。

「………悪い………」

「……ふぇ?……

そっかぁ、覚えてないんだね。

昨日のこと、なにも…」

瑠璃は、
とても寂しそうな顔をした。

それをみた、
希衣が首を傾げる。

「昨日何があった?」

「…いえ、なんでもありません…」