涙ーありがとうを君にー



「うん。

じゃあ私が琥珀を見てくるから、
凜と優花のほうお願い」

希衣の言葉に『ああ』と、短く答えて、
部屋を後にした。




希衣は薬湯と手当の替えを持って琥珀の部屋に入った。

既に、
瑠璃は起きており、
片膝を立てて座っていた。
「おはよう。

様子はどう?」

希衣の問いに優しく返す。
「おはようございます。

やっぱり、
斬られたせいで夕べ熱がでましたが、
今は大分治まってきたようです」

「そう。

瑠璃はちゃんと休んだ?」

「はい」

瑠璃は微笑む。

「……あ〜腹減った〜」

突然琥珀が叫ぶ。