涙ーありがとうを君にー



希衣は成宮邸に戻ると、
霄と自分の部屋(寝室兼茶の間)で、
お茶を啜りながら林檎と
煎餅を食べていた。

「湖咲と瑞穂はどうだった?」

霄がお茶を啜りながら
聞く。

「あ〜

冗談のつもりで、
くっついて寝ててって言ったら、
ほんとにくっついて寝ててさぁ、
可笑しくて吹き出しそうになった。

しかも、
瑞穂が湖咲の腕枕で寝てたの」

思い出し、
笑いを堪えながら話す。

「そうかぁ…

俺も見てみたいなぁ。

そういや、
凜と琥珀はどうなんだ?」

霄はふと、
思い出したかのように言う。

「さぁ?

昨日から行ってみてないからわからないけど…」

希衣ものほほんと答える。


「さて、
お茶も終ったし様子を見に行こうか」

霄が口を開く。