何故、私達が気まずい雰囲気の中にいるかというと、両方の親から召集がかかったからだ。

 私達は仕事帰りな為、瞼がくっつきそうだ。

しかし、眠る訳にはいかない。


何故なら…

親達の召集がかかるときは、絶対に何か裏があるのだ…


「あのね、実は今日大事な話しがあるんだ…」

と、霄(湖咲の父)が話を切り出す。

「ったく、なんだよ…こっちは眠いんだからさあ…」

と、湖咲がうんざりした顔をする。

「ほんと、もう眠くて瞼がとじそう」

と、瑞穂もうんざりした顔をする。