春の暖かな日差しと風を受けて、私小林莉綾はこの私立桜花学園(おうかがくえん)に登校してきた。私のとなりにいるのが山本凛斗で、私の大好きな彼氏である。
凛斗とは幼馴染みで小さい時から一緒だ。
付き合い始めたのはつい最近で私の高校合格が決まった頃だ。って、話してる場合じゃない!!
『待って!』
「なに?」
『いや...ただ一緒にいたいだけ』
「/////(可愛すぎる...)」
「ん。」
『えっ?』
「ほら、手。」
『うん!!』