はぁ、最悪。やなこと思い出した。


こんなときは、パーッとしたいのに、雨でジメジメしてるし…


「…んり…杏璃!!」


「ハッハイ!!!!何でしょうティーチャー」


え?いたの??いつ来たん?あと、いきなり名前叫ぶなよ。


「はぁ」


え?ため息??


「杏璃、お前…水瀬の世話係に任命してやるよ」


「……………ハァ?めんどくせぇ、てか誰だよ水瀬って!!」


ビックリした~、ビックリしすぎて口調変わっちゃってるし。


「杏璃、隣」


「ん?隣??ってうわぁー!!!!誰??ねぇ、誰??えっ?怖っ!!ちょ、瑞樹、このイケメン君誰??え?マジで!!
 笑ってねぇで説明しなさい!」


「おーい瑞樹、あとで、そこでテンパってるお前のお姉様に説明しといてくれ~
 じゃあ、俺授業行くから~よろしく~」


え?怜治や、意味わかんねぇぜ☆


「うぃー、分かったけど、今日の皿洗い交代な、怜治」