「おい…」
朝霧は我が目を疑った。
それは大きな樹の枝の上。
地上からは、かなり高い位置にあるその場所に実琴がいつの間にか上っていたのだ。
(何をしてる?危ないぞっ…)
そう、思った瞬間だった。
ぐらり…と、突如バランスを崩した実琴が木の枝から滑り落ちていく。
「辻原っ!」
咄嗟に駆け出していた。
その木の下まで素早く走り寄ると、受け止めるべく手を広げる。
だが。
落ちてきたのは…
「みゃあっ」
何故か腕の中にスッポリと埋もれてしまう程の、小さな猫だった。
「お前、ミコ…?」
そこでふと、朝霧は目を覚ました。
(もう、朝…か…?)
目を細め、窓際へと視線を移すと外は僅かに明るく、既に日が昇っているのが分かる。
だが、まだ早い時刻のようだ。
「………」
朝霧はおもむろに枕元に置いておいたスマホを取り出すと時計を確認する。
時刻は、朝の6時を過ぎたところだった。
今日は土曜日で学校は休みなので特に目覚ましは掛けていなかったのだが、随分思っていたよりも早く目覚めてしまったようだ。
ベッドに横になったまま、ぼんやりと天井を見つめる。
(何か…随分と変な夢だったな)
夢の内容は、ほぼ覚えている。
(…辻原が夢に出てくるなんて、な…)
恐らく昨日父親から彼女の話を聞いたから、それが夢の中にも影響したのだろう。
朝霧は我が目を疑った。
それは大きな樹の枝の上。
地上からは、かなり高い位置にあるその場所に実琴がいつの間にか上っていたのだ。
(何をしてる?危ないぞっ…)
そう、思った瞬間だった。
ぐらり…と、突如バランスを崩した実琴が木の枝から滑り落ちていく。
「辻原っ!」
咄嗟に駆け出していた。
その木の下まで素早く走り寄ると、受け止めるべく手を広げる。
だが。
落ちてきたのは…
「みゃあっ」
何故か腕の中にスッポリと埋もれてしまう程の、小さな猫だった。
「お前、ミコ…?」
そこでふと、朝霧は目を覚ました。
(もう、朝…か…?)
目を細め、窓際へと視線を移すと外は僅かに明るく、既に日が昇っているのが分かる。
だが、まだ早い時刻のようだ。
「………」
朝霧はおもむろに枕元に置いておいたスマホを取り出すと時計を確認する。
時刻は、朝の6時を過ぎたところだった。
今日は土曜日で学校は休みなので特に目覚ましは掛けていなかったのだが、随分思っていたよりも早く目覚めてしまったようだ。
ベッドに横になったまま、ぼんやりと天井を見つめる。
(何か…随分と変な夢だったな)
夢の内容は、ほぼ覚えている。
(…辻原が夢に出てくるなんて、な…)
恐らく昨日父親から彼女の話を聞いたから、それが夢の中にも影響したのだろう。



