その時、突然真後ろから声が掛かった。
「…何を百面相してるんだ。外に何かあるのか?」
『わっ!朝霧っ?』
いつの間に傍に来ていたんだろう。
(全然気付かなかった…)
どうやら、考え込んでいる様子をずっと見られていたらしい。
朝霧が制服を着替えようとしていたので、今回は出来るだけ見ないようにして窓台へと上り、敢えて外を眺めていたのだけど。
とっくに着替えは済んでいたみたいだ。
朝霧は窓台に手を付き、実琴の目線に合わせるように体勢を低くしながら同じように外を眺めていたが、不意に視線をこちらに向けると真面目な顔をして言った。
「お前は、いったい何者だ…?」
『!!』
その言葉に実琴は瞬時にピキッ…と身を固めた。
(ななな…っ!何か私…疑われるようなことしちゃったかなっ!?)
内心でだらだらと冷や汗をかいている実琴をよそに。
朝霧は、突如背筋をピンと伸ばし緊張状態に入った目前の子猫を見て、思わずこらえきれない様子でクスッ…と笑った。
「何だその反応…。お前って…本当に面白いヤツだな」
(え…?)
不意をつかれたその柔らかな笑顔に思わず釘付けになる。
朝霧は心底可笑しそうに、だが静かに笑うと。
「こうして見てると、お前はまるで俺の言葉を全て理解してそうだな」
そう言って、固まっている自分の頭を優しく撫でてくれた。
「…何を百面相してるんだ。外に何かあるのか?」
『わっ!朝霧っ?』
いつの間に傍に来ていたんだろう。
(全然気付かなかった…)
どうやら、考え込んでいる様子をずっと見られていたらしい。
朝霧が制服を着替えようとしていたので、今回は出来るだけ見ないようにして窓台へと上り、敢えて外を眺めていたのだけど。
とっくに着替えは済んでいたみたいだ。
朝霧は窓台に手を付き、実琴の目線に合わせるように体勢を低くしながら同じように外を眺めていたが、不意に視線をこちらに向けると真面目な顔をして言った。
「お前は、いったい何者だ…?」
『!!』
その言葉に実琴は瞬時にピキッ…と身を固めた。
(ななな…っ!何か私…疑われるようなことしちゃったかなっ!?)
内心でだらだらと冷や汗をかいている実琴をよそに。
朝霧は、突如背筋をピンと伸ばし緊張状態に入った目前の子猫を見て、思わずこらえきれない様子でクスッ…と笑った。
「何だその反応…。お前って…本当に面白いヤツだな」
(え…?)
不意をつかれたその柔らかな笑顔に思わず釘付けになる。
朝霧は心底可笑しそうに、だが静かに笑うと。
「こうして見てると、お前はまるで俺の言葉を全て理解してそうだな」
そう言って、固まっている自分の頭を優しく撫でてくれた。



