実は、ずっと子猫のことが気になっていた実琴に朝霧が先日「そんなに気になるなら見に来れば良い」と家に誘ってくれたのだ。
あの夜以来、子猫には会っていない。無事だとは聞いていても、どうしても気になってしまうのだから仕方がない。
そんな訳で、やっと子猫に会える…その嬉しさが勝って、実琴は唖然としているクラスメイト達の視線の変化に気付かなかった。
実琴の帰り支度が整うのを横で見ていた朝霧が「行くぞ」と手短に言って歩き出すのを、
「あっ待って。朝霧っ」
慌てて立ち上がると、その後を追い掛けて行く。
そのまま扉の前で友人たちを振り返ると「じゃあ、また明日ね」と、バタバタと教室を出て行ったのだった。
そんな二人がいなくなった教室内では、ちょっとした騒ぎになったのは言うまでもない。
「なになにっ?あの二人っ!いったい、何があったのっ!?」
「ちょっ…ちょっと!!どういうことっ!?実琴と朝霧くんっていつの間にあんなに仲良くなったのっ!?」
「いや、元から朝霧と辻原って結構話してたよな?一年の時も同じクラスだったらしいし」
「…っていうか辻原恐るべしだろ。あの朝霧と普通に会話出来る奴ってなかなかいねぇよ」
「アイツの場合、怖いもの知らずなだけじゃね?」
「もしかして、二人一緒に帰るのかな?」
「実は付き合ってるとか??」
「…っていうか、何か弱みでも握られてるんじゃ?」
結局、皆言いたい放題なのであった。
あの夜以来、子猫には会っていない。無事だとは聞いていても、どうしても気になってしまうのだから仕方がない。
そんな訳で、やっと子猫に会える…その嬉しさが勝って、実琴は唖然としているクラスメイト達の視線の変化に気付かなかった。
実琴の帰り支度が整うのを横で見ていた朝霧が「行くぞ」と手短に言って歩き出すのを、
「あっ待って。朝霧っ」
慌てて立ち上がると、その後を追い掛けて行く。
そのまま扉の前で友人たちを振り返ると「じゃあ、また明日ね」と、バタバタと教室を出て行ったのだった。
そんな二人がいなくなった教室内では、ちょっとした騒ぎになったのは言うまでもない。
「なになにっ?あの二人っ!いったい、何があったのっ!?」
「ちょっ…ちょっと!!どういうことっ!?実琴と朝霧くんっていつの間にあんなに仲良くなったのっ!?」
「いや、元から朝霧と辻原って結構話してたよな?一年の時も同じクラスだったらしいし」
「…っていうか辻原恐るべしだろ。あの朝霧と普通に会話出来る奴ってなかなかいねぇよ」
「アイツの場合、怖いもの知らずなだけじゃね?」
「もしかして、二人一緒に帰るのかな?」
「実は付き合ってるとか??」
「…っていうか、何か弱みでも握られてるんじゃ?」
結局、皆言いたい放題なのであった。



