椅子からベッド上を覗き込むと、そこには自分の姿をした子猫が静かに眠っていた。
落ち着いた規則正しい呼吸を繰り返しているのを確認すると、実琴は椅子の上からそっとベッド上へと跳び移る。
それでも子猫が起きる気配はない。
(ごめんね、猫ちゃん。やっと傍まで来られたよ)
現在の猫の状態を案じながらも間近にあるその姿を見ていると、何だか不思議な気持ちになってくる。
(普通は自分の寝顔なんて見ることないもんね。…私って、こんな顔して寝てるんだなぁ)
変に感心しつつも。不意に朝霧にもこの寝顔を見られてしまっていることに気付く。
意識をした途端、無性に恥ずかしくなって、いっそのこと顔を隠しちゃおうかとか、わたわたしていたら頭上から小さな溜息が聞こえてきた。
「何がしたいんだ?お前は…」
見上げれば、思いっきり呆れ顔の朝霧がいた。
『だって、寝顔見られるの…恥ずかしいんだもん…』
小さく呟けば。
「あなたに寝顔見られちゃうのが恥ずかしいんですって」
…と、クスクス笑いながら、しっかり通訳されてしまう始末。
(ちょっ!守護霊さんっ!そこは通訳しなくていいのにーっ)
余計に恥ずかしくなって、傍にあった布団に顔を埋めて丸まった。
そんな実琴の頭上で、守護霊さんが朝霧を肘で小突きながら「可愛い乙女心ってやつね」と冷やかすのを、朝霧は嫌そうに「…そういうものか?」なんて呟いていた。
落ち着いた規則正しい呼吸を繰り返しているのを確認すると、実琴は椅子の上からそっとベッド上へと跳び移る。
それでも子猫が起きる気配はない。
(ごめんね、猫ちゃん。やっと傍まで来られたよ)
現在の猫の状態を案じながらも間近にあるその姿を見ていると、何だか不思議な気持ちになってくる。
(普通は自分の寝顔なんて見ることないもんね。…私って、こんな顔して寝てるんだなぁ)
変に感心しつつも。不意に朝霧にもこの寝顔を見られてしまっていることに気付く。
意識をした途端、無性に恥ずかしくなって、いっそのこと顔を隠しちゃおうかとか、わたわたしていたら頭上から小さな溜息が聞こえてきた。
「何がしたいんだ?お前は…」
見上げれば、思いっきり呆れ顔の朝霧がいた。
『だって、寝顔見られるの…恥ずかしいんだもん…』
小さく呟けば。
「あなたに寝顔見られちゃうのが恥ずかしいんですって」
…と、クスクス笑いながら、しっかり通訳されてしまう始末。
(ちょっ!守護霊さんっ!そこは通訳しなくていいのにーっ)
余計に恥ずかしくなって、傍にあった布団に顔を埋めて丸まった。
そんな実琴の頭上で、守護霊さんが朝霧を肘で小突きながら「可愛い乙女心ってやつね」と冷やかすのを、朝霧は嫌そうに「…そういうものか?」なんて呟いていた。



