『はぁーい♪ミコちゃん。また会えたわね』
笑顔で両手を振って愛嬌を振りまいているその姿は『霊』と呼ぶには不釣り合いな程に明るいものだったが、今まで誰もいなかった場所に突然現れる辺り、紛れもなく『人ならざる者』に違いなかった。
『守護霊さんっ?どうしてここにッ?…ッ!わわっ!』
思わずびっくりして無意識に身体を乗り出したところで、うっかりバランスを崩してポケットから落ちそうになる。
だが、そこをさり気なく朝霧が手を添えて押さえてくれたことで何とか落下を逃れることが出来た。
『ごめんねっ!朝霧っ…』
慌ててその顔を見上げると、朝霧は未だに父親と話し中だった。だが、ちらりと向けられた視線に「気をつけろ」と言われたような気がした。
『ありがと…』
言葉は通じないだろうけれど、礼を口にする。
気にかけてくれていることが何より嬉しかった。
(ミコの中身が私だって分かっても、朝霧…優しいんだね…)
それは単に子猫の姿だから…なのかも知れないけれど。
『なあに?伊織と随分意思疎通が出来てるみたいじゃない。何かあったの?』
様子を見ていた守護霊さんが早速興味津々に聞いて来て思わず苦笑を浮かべたが、よくよく考えてみたら彼女は朝霧父に憑いている守護霊なのだから、彼の傍にいるのは当然と言えば当然だった。
実琴は気を取り直して頷くと。ここへ再び戻って来た事の経緯を簡単に説明するのだった。
笑顔で両手を振って愛嬌を振りまいているその姿は『霊』と呼ぶには不釣り合いな程に明るいものだったが、今まで誰もいなかった場所に突然現れる辺り、紛れもなく『人ならざる者』に違いなかった。
『守護霊さんっ?どうしてここにッ?…ッ!わわっ!』
思わずびっくりして無意識に身体を乗り出したところで、うっかりバランスを崩してポケットから落ちそうになる。
だが、そこをさり気なく朝霧が手を添えて押さえてくれたことで何とか落下を逃れることが出来た。
『ごめんねっ!朝霧っ…』
慌ててその顔を見上げると、朝霧は未だに父親と話し中だった。だが、ちらりと向けられた視線に「気をつけろ」と言われたような気がした。
『ありがと…』
言葉は通じないだろうけれど、礼を口にする。
気にかけてくれていることが何より嬉しかった。
(ミコの中身が私だって分かっても、朝霧…優しいんだね…)
それは単に子猫の姿だから…なのかも知れないけれど。
『なあに?伊織と随分意思疎通が出来てるみたいじゃない。何かあったの?』
様子を見ていた守護霊さんが早速興味津々に聞いて来て思わず苦笑を浮かべたが、よくよく考えてみたら彼女は朝霧父に憑いている守護霊なのだから、彼の傍にいるのは当然と言えば当然だった。
実琴は気を取り直して頷くと。ここへ再び戻って来た事の経緯を簡単に説明するのだった。



